損小利大について思うことをまとめます。
記事投稿日:2020/6/22
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損小利大とは、「めったに起こらない」けど
「起こっても困らない」リスクを背負って
利益を得ることである。
ちょっと格好つけてみました(゚Д゚;)
リスクリワードレシオと損小利大
利益と、Loss(損失)の比率をリスクリワードレシオといいます。
リスクリワードレシオが高いほど良いとされている事が多いです。
つまり、小さな損で大きく利益を得るという損小利大の考え方です。
ですが、動画を見てください。
リスクリワードレシオが1:1、1:2、1:3、・・・
と高くなっていったからといって利益も単純に多くなっているでしょうか?
なっていません。
損小利大、というと聞こえも良いですし、トレード初心者なら必ず耳にします。
ですが、損小利大は必ずしも聖杯*1ではありません。
何故なのでしょう?
損小利大は夢物語
リスクが小さいならリターンも小さい。当たり前のことです。
大きなリターンが欲しいなら、それに見合うリスクは必要になります。
100pips取りたいと思って15pipsのリスクだけ容認したらレシオは6.6ですね。
これが実現すれば損小利大で素晴らしいと思います。実現すれば、ですけど・・・
事実、そう上手くは行かないのです。
まして、1000pips取りたいと思ったら?レシオは66です。
それでも何故かプラスになっていますが、これでいいでしょうかね?
最大ドローダウン*2は2200円もあるのに、利益は700円程度。
1000pipsという大きな動きには、途中にいくつも小さな値動きがあります。
それらが15pipsで収まるでしょうか?
これは投資ではなく、宝くじと同じです。
これでは大事な資金が減る一方です。
資金を増やすためには損大利小
資金を増やすためにはどうすれば良いのでしょうか。
リスクを限りなく小さくし、リターンを得ればいいわけです。
ですから、リスクを小さくする努力が必要です。
ですが、それは損小利大とは違った意味です。
リスクは掛け算です。
リスク = ハザード × ハザードに接触する可能性
ですから、リスクは2つの方向から減らしていけます。
リスクを小さくする①「負えるリスクしか背負わない」
起こりうる事態を分析し、理解していなければいけません。
そして、起こってしまったものについては対処する必要があります。
起こって当然。起こったら対処するだけ。
と考えていれば冷静に対処すればいいだけです。
起こって困るリスクは負うべきではありません。
リスクを負ったのであれば、事態が起こるのは当たり前です。
エントリー前に損切りを設定するとき、そこに達しても冷静でいられるかどうか?
冷静になれなさそうなら、そんなエントリーは見送ります。身の丈に合ってません。
冷静でいられるならエントリー。損切りラインに達したら直ちに執行します。
「たら、れば」はありません。
結果的に戻ったとしても結果論です。戻らなかったらどうなっていたことか・・・
リスクを小さくする②「事態が起こる確率を小さくする」
ハザードに接触する可能性がゼロに近ければ、リスクは無視できます。
相場で極端な具体的をあげると、
「1分足でドル円が10円動く」というハザードに接触する可能性は極めて低いです。
スキャルピングを否定する人がよくいますが、彼らは極めて合理的です。
スキャルピングでは設定したハザードに接触する可能性を無視できません。
ポジショントレードなら、極端なことを言えば
「取りあえずドル円を買い。50円下がるまでは持ち続ける」
といったトレードでも高確率で利益は確保できます。
もちろん、それが起こってしまったら諦めるしかありません。
そのときマネジメントできるのであれば、こういうトレードで良いと思います。
私はマネジメントできません・・・。
損大利小のトレードとは
ドル円は1分足で大体0.015円*3程度しか動きません。
ここから、ある程度の損切りラインが見えてきます。
1分足の値動きを大きく逸脱した逆行は無視できません。
例えば、0.030円のハザードを設定します。
1分足の目線で0.030円の逆行を許すまでには相応の時間が掛かります。
その時間の中で、明らかに目線が違ったと思えば切れば良いでしょう。
逆に、目線通りで伸びていきそうなのであれば、-0.020円程度では動じません。
目線通りだと思っても、やっぱり見当違いなら切れば良いでしょう。
こういう様々な意図をもってトレードを行っていきます。
ここで、思惑と違ったら即切るという点は大事です。
逆に思惑通りに行ったら流れに任せてみることも大事です。
損小利大とはこういうことを言っているのだと思います。
これを単にリスクリワードレシオに置き換えてしまうと
相場から退場することになります。
つまり
損小利大とは、「めったに起こらない」けど「起こっても困らない」リスクを背負って利益を得ることである。
最後に
頭では分かっていても、実践に移すのは難しいです。
その都度自分で反省していかないといけません。
反省するためには、トレードを動画に残しておくとよいでしょう。
そして、定期的に見返します。
Youtubeでは、私の短期トレード記録を投稿中です!
よろしかったらご覧ください。突っ込みどころ満載かもしれませんが・・・。
チャンネルはこちらからご覧頂けます。